糖尿病内科
糖尿病とは
高血糖の状態が長く続くと、血管や神経が傷つき、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こす恐れがあります。また、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。
糖尿病の予防や治療には、早期発見と継続的な管理が重要です。少しでも気になることがありましたら、日本糖尿病学会 糖尿病専門医のいる当院までお早めにご相談ください。
当院の糖尿病診療の特徴
当院では糖尿病の専門的な治療やすみやかな検査を行い、検査の数値を正常化すると共に、患者さんの生活やお気持ちに寄り添い、一丸となって治療を続けていくことを大切にしています。
日本糖尿病学会
糖尿病専門医による治療
日本糖尿病学会 糖尿病専門医による高水準の糖尿病治療を行っています。大学病院で研鑽を積んだ経験を活かし、お一人お一人の病態や合併症、ライフスタイルに合わせた治療計画をご提案いたします。
地域密着のクリニックとして、特にきめ細やかな生活習慣指導を重視。患者さんのご意見やご希望にも耳を傾け、安心して長く続けていただける糖尿病医療をご提供します。
即日検査ができる
充実した検査体制
わずか38秒で測定できる先進的なHbA1c測定器のほか、超音波診断装置や神経伝導検査装置なども導入し、即日検査を行っています。また、尿アルブミン測定を含めた尿検査も院内で実施可能です。高精度な検査結果を当日中にお伝えできるため、その日のうちに治療方針を決定できます。
さらに、糖尿病網膜症などの合併症に対しても専門的な検査・診断を行えるよう、地域の眼科や基幹病院と連携しています。
患者さん・医師・
スタッフによる
共創的な糖尿病医療
患者さん・医師・スタッフが一丸となって取り組む「共創的な糖尿病医療」を実践しています。患者さんの思いや生活背景を大切にし、医師・看護師・管理栄養士らが連携して、よりよい治療計画を検討します。
患者さん自身が主体的に病気と向き合い、無理なく治療や通院、生活習慣改善を続けられるようサポート。対話を重ねながら、お一人お一人に寄り添った診療を心がけています。
糖尿病の症状
糖尿病は自覚症状が乏しいまま進行し、静かに血管にダメージが広がっていく病気です。
少しでも次のような症状や異変を感じたら、早めに受診しましょう。
このようなお悩みはありませんか?
- 尿の回数や量が増えた
- 強い喉の渇きがある
- 食べているのに体重が減ってきた
- 身体がだるい、疲れやすい
- 目のピントが合いにくい
- 手足がしびれる、足がつりやすい
- 健康診断で糖尿病予備群と
指摘された - 治療をしているが、血糖値、
HbA1c値が上がってきている
糖尿病の種類
1型糖尿病
自己免疫の異常などによりすい臓のβ細胞が破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなる病気です。発症は小児から青年期に多く、突然の高血糖や体重減少、口の渇き、多尿などの症状が現れます。
治療にはインスリン注射が不可欠で、食事や運動療法を組み合わせて血糖をコントロールします。近年は持続血糖測定(CGM)やインスリンポンプなどの新技術により、より安定した管理が可能になっています。
2型糖尿病
日本でもっとも多いタイプの糖尿病で、遺伝的要因に加え肥満や運動不足、過食、ストレスなどの環境因子が関与して発症します。インスリンがほとんど出なくなる1型糖尿病と異なり、インスリンの作用低下や分泌低下が原因です。
初期は自覚症状が乏しいため、健康診断などで早期発見に努めることが重要です。治療は生活習慣の改善を中心に、必要に応じて薬物療法を併用して継続的な血糖管理を行います。
そのほかの糖尿病タイプ
妊娠中はホルモンバランスの変化によってインスリンの働きが弱まり、「妊娠糖尿病」と診断される方も少なくありません。
また、遺伝子の異常や慢性膵炎などの病気、薬物の使用が原因で糖尿病を発症する場合もあります。
糖尿病の三大合併症
糖尿病には「糖尿病性神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」という三大合併症があります。
高血糖状態が長く続くと、血管や神経にダメージが広がり、これらの合併症を発症します。
糖尿病性神経障害
高血糖の状態が長く続いたことで、神経に障害が起こる合併症です。末梢神経がダメージを受けると、手足のしびれや痛みが現れ、進行すると足の潰瘍や壊死につながることもあります。また、自律神経にも障害が及ぶと、立ちくらみや発汗異常、便秘などの症状が現れます。
糖尿病網膜症
目の網膜に集中している毛細血管が傷つくことで起こる合併症です。毛細血管の出血や浮腫によって、視力低下や失明に至ることもあり、日本人の失明の主要な原因の一つです。かなり進行するまで自覚症状がほとんどないため、糖尿病の方は定期的に眼底検査を受けることが重要です。
糖尿病性腎症
腎臓が高血糖の影響で損傷を受け、血中の老廃物を十分に排出できなくなる合併症です。初期には症状がほとんどありませんが、進行するとむくみ、貧血、高血圧などが現れ、最終的には人工透析が必要になることもあります。
糖尿病は動脈硬化を進行させるため、三大合併症のほか脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの命に関わる深刻な疾患を引き起こすことがあります。
糖尿病の検査
糖尿病は、血糖値と糖代謝の状態を評価することで診断します。当院では、過去1~2ヶ月の平均血糖を示すHbA1cの測定に、わずか38秒で検査結果がわかる先進的な検査機器を導入。即日検査を行い、すみやかに治療を開始できるよう努めています。
糖尿病の合併症の検査
合併症の有無や進行度を確認するため、当院では血液検査や尿検査のほか、レントゲン撮影や心電図、動脈硬化測定、神経伝導検査、超音波検査などを行います。また、眼底検査などの専門的な検査は、地域の眼科や基幹病院と連携して対応しています。
糖尿病の治療
糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法が3本柱です。
当院では、患者さんのお話にしっかり耳を傾けながら、糖尿病に精通した医師、看護師、管理栄養士が一丸となって、よりよい治療計画を組み立てていきます。
糖尿病について講義を行う「糖尿病教室」も開催しますので、ぜひご参加ください。
※開催スケジュール等は随時お知らせいたします。
食事療法
エネルギー摂取量や栄養バランスを整え、血糖変動を抑える方法で、糖尿病治療の基本です。
当院では、お一人お一人の食の好みやライフスタイルなども考慮し、継続しやすい食生活をアドバイスいたします。
運動療法
有酸素運動や筋力トレーニングには、インスリンの働きを改善し、血糖コントロールを助ける効果が期待できます。また、運動はストレス解消にもつながります。激しい運動をする必要はなく、適度な運動を続けることが重要です。
薬物療法
1型糖尿病ではインスリン注射が必須で、体内で不足したインスリンを補います。2型糖尿病では、まず食事・運動療法を行い、効果が不十分な場合に内服薬や注射薬を使用します。
糖尿病治療薬にはおもに、インスリンの分泌を促す薬、インスリンの働きを高める薬、腎臓から糖を排泄させる薬などがあります。患者さんの病態や合併症に合わせ、薬の種類や量を細かく調整します。